2011年8月31日水曜日

ホテルの日本人のお客様

シャンペには、以前は、スイス人、ベルギー人と、オランダ人がいるだけで、日本人、アメリカ人、イギリス人、フランス人はいないところでした。

 

「モンブラン一周トレッキング」は人気があるらしく、驚いたことに、日本人の団体も見るようになりました。

 

ある日、夕食に、アジア人がいます。夫が「日本人に違いない」と。私には、日本人、韓国人、中国人の区別がつきません。

 

それで、勇気を出して、「こんばんは!」と声をかけたら、日本の方でした。

 

サトーさんとおっしゃって、日本の100名山を登られて、3年前からヨーロッパの山歩きをしていらっしゃるそうです。モンブラン一周をされているそうです。大変ですね。大きな荷物をしょって・・・ですから。(後日、道でお会いした団体の日本人にお聞きしました。身軽な服装なので、驚いたら、荷物は車で運んでもらっているそうです。)

 

サトーさんは、二晩泊まり、マルティニで、モネの展覧会を・・・と去っていかれました。羊羹と本をいただきました。

 

「日本の未来を話そう」という本で、私の知らないことばかり、勉強になりました。

 

夕食の時、お隣のテーブルの方が、「サトーさんにいただいたのですけれど、これ何ですか?」

 

「あかい豆の練り物です。お砂糖が入っているので、山歩きにはもってこいですよ」と言いましたが、変な顔をしていました。こちらの人に、羊羹の評判はあまりよくないようです(夫も含めて)。

 

雪子

 


2011年8月29日月曜日

ゲオルギさんご夫妻・・・うれしい出会いと再会

ご主人様と夫は、ドイツのハンブルクで一緒に働いていました。

 

今回、ハイデルベルク在住のお嬢さんを、イタリアのトスカナまで送られて、帰りにアスコナ(スイスのイタリア語圏の観光地)で休暇を過ごし、ローザンヌまでいらしたのでした。

 

時計が大好きな方で、「ブランパンの時計を修理に出したいから・・・」と、夫が調べて、隣村の修理工房へ持っていらっしゃいました。

 

その日は、お天気がよく、ピュイ港のレストランからのアルプスの景色は抜群です。

 

美味しい昼食、大いに笑い、楽しいひと時でした。

 

お土産をいただきました。ハイデルベルクの白ワインとクッキーで、クッキーには「学生のキス」と書いてあります。ロマンチックですね。

 

お嬢さんは、現在、失業中、銀行の仕事を・・・と探していらっしゃるそうです。ドイツでは、お嬢さんのいらっしゃる南ドイツの方が、失業率が、北ドイツよりも低いのだそうです。

 

奥様は、「希望を持っています」とおっしゃいます。私も、毎日、心の中で応援しますね。

 

暑い午後、また、ドイツへと帰っていかれました。

 

雪子

2種類のジャム

花ちゃんのおかあさんから、シャンペで摘んだブルーベリーのジャム<写真右>と、ジュラにお住まいのおじいさんの手作りのダマシンのジャム<写真左>をいただきました。ダマシンの名前は初めて聞きました。

 

ダマシンDamassineは、小さくて赤いスモモの一種で、大きさはミラベルくらいだそうです。重さは平均8グラム。やはり、スモモの味でした。

 

雪子

2011年8月23日火曜日

ペヴレの小道・・・ご近所を一回り

私たちが住んでいるオッシュ見通りを右に、ゆったりとした坂道を最後まで行くと、道が二つに分かれています。右は急斜面で下り、湖に沿う大通り、左は、急な上り坂で、上り切って、右に曲がってすぐのところに、プリウレがあります。

 

昔は、ローマ時代の農園があって、ピュイの由来になっています。それから、キリスト教の礼拝所(プリウレ)が出来たそうです。

 

プリウレから、ブドウ畑の中の小道を通って、湖まで下りていくことができます。この小道がペヴレで、味がありますね。景色がよく、スイス、フランス側のアルプス、レマン湖が見渡せます。

 

ブドウが熟し、8月22日からは、この道は通行止めになってしまいました。鳥に食われないように、網がかかっていますけれど、網目の間から撮りました。

 

後ろを振り向くと、右が牧師館、左はプリウレ教会、続いて役場。以前、ピュイは貧乏で、まともな塔が建てられなくて、こんな形の塔<写真の右側の塔>なのだそうです。

 

スイスは、熱波に襲われて、皆、フーフーと言っています。昨夜、雨が降りましたが、大して涼しくはなりませんでした。窓を開けっ放しにして寝て、二日目、明日まで続くそうです。

 

夫は、「神様は公平だね。日本が暑く、今度はスイス」と言っています。

 

どうぞ、よい日を。

 

雪子

2011年8月16日火曜日

ローズマリーさん・シャンペへのお客様・・・うれしい出会いと再会

2月に脳腫瘍を手術したローザマリーさんは、5月に、初めて舗装道路を歩きました。モンペルランでした。

 

今回、山のシャンペにお招きしたら、いらっしゃる・・・との事で、何処を歩こうか・・・と考えていました。まだ、舗装してない道を歩いたことがない、ということでした。

 

アルペット谷までは、遠すぎるし・・・、高山植物園に行くことにしました。

 

10時の約束でしたが、「時刻通りに着けて、自分でも驚いています!」ヘアピンカーブの沢山ある道を登っていらしたのでした。

 

ホテルを出て、すぐに山道になります。坂道を登るのですが、「ここだけで、あとは、平らよ」と言うと、ローズマリーさんは、安心なさったようでした。

 

大変だったのは、高山植物園の中で、傾斜が急なので、下る時には、夫が手を取りました。

 

その後、お食事。

 

そして、午後は、高原湿地も歩かれて、大変に満足して、自信をつけて帰られました。私達も、こんなにうれしいことは無いくらいでした。

 

歩くのは、ふらふらしていても、車は大丈夫なのだそうです。ご近所の90歳になる方の買い物のお手伝いをしていらっしゃるそうです。ご自分が大変なのに、偉いですね。

 

雪子

2011年8月15日月曜日

ドイツから・・・うれしいお便り

宗教改革の町Schmalkaldenシュマルカルデン

 

「ドイツ中、雨が降っているにもかかわらず、ここ<ルターの地>は日がさんさんと輝き、まるで、外国に来たような感じです。古い歴史の地は、やはり、見ごたえががありますね。

 

よい夏休みをお過ごしください。

 

K

 

「マルティン・ルターの道を行く予定です」と、この方は、出かける前に知らせてくださっていました。

 

この絵葉書は、休暇中のホテルに届いたので、ホテルのお客様で、プロテスタントと思われる方にお見せしました。

 

「ここに行きましたよ!私達の教区主催で、何年か前に、<バッハとルターを訪ねて>というテーマで、当時、ローザンヌ大聖堂のオルガン奏者も同伴しました。途中の数々の教会で、その方がオルガンを弾いて下さって、忘れられない旅になりました。」

 

雪子

ふくよかなバラ

山の里、シャンペのホテルに着いて、部屋のドアを開けると、目にとびこんできたのが、何とも、ふくよかなバラの花。やさしく、私達を包んでくれるようでした。

 

夕食の時、オーナーにお礼を言うと、

 

「他の花には、虫が沢山ついていたけれど、あの花だけ、きれいに何もなかったのよ。喜んでいただけて、よかったです!」

 

素晴らしい歓迎のしるしでした。

 

雪子

2011年8月9日火曜日

ドロミテから・・・うれしいお便り

「キャンピングカーで、北イタリアのドロミテに来ました。自然は美しく、山々は雄大です。

 

初めの2、3日は自転車で、その後、長い山歩き、残念なことに、雨で終わり、今日は、休憩しています。

 

よろしく。

 

C  M.

 

裏を見たら、ヴェローナの消印が押してありました。夫曰く「休憩・・・と書いてあるのだから、その日は、ヴェローナまで行ったのだろうか・・・?」

 

雪子