2010年3月26日金曜日

ひっぱりパスタ

皆さん、お久しぶりです。
如何お過ごしですか。

寒暖のせめぎあいが続く中で、
昨日の山形は雪模様でした。

その寒さがぶり返した日に
食べたくなったのが「ひっぱりうどん」です。

県外在住でも雪国育ちの同級生の方々なら
冬季間の郷土料理(?)として1度は
口にしたことがあるのではないでしょうか。

 もう30年ほど前のことになりますが、
新庄・最上地方に勤務していた頃、
強い風雪が窓をたたく日に、
気心の知れた仲間同士で
ストーブにかけた大きな鍋を囲み、
茹で上がったうどんを、刻んだネギに納豆や生卵、
さば缶、唐辛子などを混ぜた器に取り込み、
フーフーいいながら食べた味は、
今でも忘れることができません。

 手を加えることといえばネギを刻み、
湯を沸かして、うどんを茹でるだけ。

味付けは自分の好みに応じて加減できるほか、
食べると体が芯から温まり、冬季間は
我が家の定番メニューの一つになっています。

 それで最近、どうしても試して
みたかったのが「ひっぱりパスタ」です。

うどんの代わりにパスタを茹でて、
刻んだネギと納豆、さば缶などで食べることでした。

 家族との食事ではあり得ないことなので、
家族が外出し、一人で食事をしなければ
ならないときがチャンスでしたが、
昨日、それが実現しました。

 いそいそとネギを刻み、湯を沸かして
パスタが茹で上がるのを待つこと10数分。

幾分、不安感を持ちながら箸をつけてみると、
ひっぱりうどんに劣らない食感を
楽しむことができました。

むしろ、うどんよりスッキリ感があり、
ついつい食べ過ぎてしまいました。

 今後は家族にも勧め、「ひっぱりうどん」と
「ひっぱりパスタ」の併用が定着しそうです。