雲ひとつなくに晴れ上がった青空に、三宝荒神や地蔵、熊野、刈田といった蔵王の山々が白く輝き、それはそれは美しいものでした。まさしく「陸奥をふたわけざまに聳えたまう」偉大な姿に心を奪われ、しばらくベンチに腰をおろしたまま見とれておりました。月岡公園では以前sizuさんが紹介してくださった旧上山温泉小唄の碑も見ることができました。
岡山から上山にお国替えになった殿様が、栗橋で利根川を渡る際、夢に出てきたお稲荷さんの化身から「夜明け前に川を渡るように」というお告げを受けた。そのお告げに従い殿様一行は夜中のうちに対岸へ渡ったからよかったものの、利根川はその後の豪雨で大氾濫。甚大な災害となった。
栗橋といえば5年前、山形から伊勢神宮まで歩いたときに通ったところ。古河市から利根川に架かる国道4号の橋を渡った対岸が栗橋だった。
そこが栗川稲荷発祥となる地であったと知っていれば、もっと感慨深く利根川を渡れただろうにと、悔やんだりもした半日でもありました。5年前に撮った利根川と栗橋の一里塚を蔵出ししてみました。
1 件のコメント:
蔵王連峰の雄姿は何度眺めても感動をおぼえますね。
毎日の汽車通学のお陰で、20分のうちの3分は遠景に蔵王の季節の移ろいを楽しみながら、後の15分位はよく学校の宿題をやったものでした。50年前の懐かしい思い出です。
雪景色はまだですか?
昔、栗川稲荷は良く行ったものでした。その稲荷が栗橋と利根川に由来したものとは知りませんでした。
この様なお話をまた聞かせて下さい。
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