2011年4月20日水曜日

ペンキ屋さん

ここに引っ越してきてから、同じペンキ屋さん、ガンボニさんに来ていただいています。初めは、おとうさんと息子3人でやっていて、100人以上も、従業員がいました。私たちの係りは、一番下のドミニックさんで、大男。そのうち、経済危機で、従業員も一人減り、二人減りしていきました。長男さんは、近くに出来た企業家協会に迎えられ、隣村にすんでいたドミニックさんは、村の行政部に選挙で選ばれ、今は、次男さんがお一人でやってらして、22人の従業員がいるそうです。

 

ガンボニさんは、私たち会って、希望を聞いて、帰ってから見積もりを送ってきます。

 

私たちの希望は、「外の窓枠のペンキ塗り。そして、ペレスさんに来ていただきたいです。」

 

ペレスさんには、最初から来ていただいています。途中で、別の職人さんも来てくれましたが、ペレスさんが一番。スペインのガルシア出身。丁寧で、仕事が速いのです。床にシートを貼り、窓際の家具にはビニールを被せて・・・。

 

こんなに静かな人には会ったことがありません。静かですから、勿論、口数は少ないのですが、心も静かなのですね。何だか、修道僧のような雰囲気の人です。

 

最後に来ていただいたのが、4年前、お嬢さんが、「獣医になりたい」ということでした。今回、早速、「おじょうさんは?」とお聞きしました。

 

医学部には行ったけれど、大変で、やめて、今、法律を勉強しているそうです。「長くて・・・」とおっしゃっていました。

 

こちらの職人さんは、朝7時過ぎに始めます。9時に、休憩があり、軽い食事をとる人もいます。ペレスさんに、今までは、サンドイッチを作って、ジュースなどを出していましたが、今年は、「少し、飲み物だけください」ということでした。「外のレストランに行って、おいしいコーヒーを飲んだほうが、気晴らしになる」という職人さんもいます。

 

二日で終わり、お陰で、きれいになりました。ありがとうございました。

 

雪子

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