どうも定額給付金が支給される気配が漂って来ましたが、総額2兆円にもなる金額の出所は、特別会計の剰余金(よく埋蔵金と言われます)かららしいのですが、果たして景気刺激策として有効に働くのでしょうか?
私ははなはだ疑問に思います。
このケースを一般家庭に置き換えてみました。
例えば家庭の埋蔵金(夫、妻のへそくりとか、小銭を集めた貯金箱)を掻き集めて、最近どうも体力、気力の衰えた家族一人一人に分配して、「皆、何か好きな物でも食べて元気をつけなさいよ。」と言っている様なもの。
ましてや、今度は財政抑制のために、「二年後の消費税アップを約束させていただきます」と政府が言っている事は、「このお返しは二年後の貴方達のボーナスから返して貰うわよ」と言われた子供達が「それはないでしょ」と言っている様なもの。
つまり、現金支給(俗に言われるバラマキ)は至極芸のない事。もっと有効な使い方をして景気浮揚につなげていただきたいものです。
例えば、地方自治体に一括支給して地方の実情に合わせた使い方をしてもらうとか、景気悪化による労働市場の乱れに対するセフティネットの構築とか、全国の小中学校の耐火耐震事業に使うとか、待機児童のための保育園の充実とか、有効な使い方は沢山あると思います。
言わば、政策力が問われるところです。期待しても無理かな?
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