2010年9月28日火曜日

日除け設置の職人さん・・・うれしい出会いと再会

我が家の台所と私の部屋の日除けが、古くなったので、新しくしました。

 

まず、日除けの大きさを測り、何を取り替えるか・・・を調べに、一人の職人さんが来ました。3時の約束に、2時半に現れました。

 

「ヴォー州人ですか?」

「そうです。」

「でも、30分も前にいらしたのですよ。」

「ヴォー15分の反対です。」

 

これでは、おわかりにならないと、思いますので、ご説明いたします。<ヴォー15分>というのは、ヴォー州では、集まりでも、約束でも、約15分、遅れてもOKということなのです。(これは、以前の話で、今は、15分遅れるのは失礼です。)

 

設置には、別の職人さんでした。この方は、3時の約束に2時にいらっしゃいましたが、私は、前の人のことがあるので、早めに待っていました。

 

終わって、署名をして、お聞きしました。相手のお名前をです。

 

「ガシです。」(フランス語のガシには、無駄遣い、台無しなどの意味があります。)

「そういうお名前なら、覚えるのは簡単ですね。ヴォー州人ですか?」

「違います。コソボから来たアルバニア人です。」

「今日の新聞には、イタリア人が、初めて働きにやってきた頃、差別をされた、という特集が載っていましたが、差別されたことはありますか?」

「私は、15歳でこちらに来ましたが、一度も、そういうことは、ありませんでした。今、3人の子供がいて、一番上の女の子が一年生になりました。」

 

と、幸せそうでした。この方は、フランス語に外国語のアクセントも全然ありません。こうやって、スイスに来て、きちんと働いて、生計を立てている人と会うのは、うれしいですね。

 

雪子

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