2010年1月23日土曜日

もう一つの「うがい」

常々、家内から耳障りな言葉として指摘されているのが「うがい」。

もちろん「うがい・手洗い」の「うがい」ではない。
数が多いとか、量が多いという表現につかう「うがい」である。

雪の朝、上山の実家へ帰れば弟との会話で「今年は雪がうがいなあ」とか「今朝の雪は山形より上山の方がうがい」といったように「うがい」が出てくる。

食事どきは「ご飯うがいなぁ。もっと少なくていいョ」。
そして外食の話になると「あそこのタン麺は野菜うがいョ」。
病院通いの先輩は「薬がうがぐなって間違いなくのむ(服用する)のが大変ョ」とも。
そういえばミニ同級会の出席者について誰かが「うがければ、うがいほどいいっだなあ」と言っていた。

自分自身では、さほど気になる言葉ではなかった。
しかし、なぜか家内には気になるらしい。
山形生まれで山形育ちなのに…である。

つい最近もテニスから帰って「今日は人がうがくて、思うように動けなかった」と言うと、
「お父さん! また“うがい”と言ったョ!!」と注意を受けた。

ときには語気を強め、すぐに訂正しろと言わんばかりのときもある。
その言い方、雰囲気がキミマロさんの「あれから〇十年」に似ていないこともない。
つい笑いがこみ上げてくるが、そばに居る人が耳障りならつかわない方がいい。

努めて「多い」とか「余計に」と言い替えるようになったが、まだ完璧ではないようだ。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

うがい、ですか・・・。水でガラガラのうがいしか、聞いたこともありません。それとも、聞いていたのに、忘れてしまったのでしょうか・・・。このうがいは山形弁なのですか?一応、辞書で見たら、「有涯<有界ウカイから>限りある存在。果てのあるもの。この世。人の一生についても言う」と、ありました。でも、これは、小笠原さんのうがいとは、意味が違いますね。雪子