2010年11月16日火曜日

ドイツから・・・うれしいお便り

「先週も今週もブログ楽しく拝見いたしました。特に先週のブログの写真展はとてもよかったですよ。太陽のテーマ、素敵でした。

 

私は金曜日に教会の「文学サークル」によばれて、日本文学について話をしてきました。作家は村上春樹でしたが、村上の一番のテーマである『異界』を理解するには民族の神話から入るのが一番手っ取り早いと思って、『古事記』にある神々の世界から始めて、日本人の死生観について話し、最後に『大和魂』とは?で終わりました。勿論、日本美意識についてちゃんと伏線を敷いておきました。そしていよいよ12月に村上の作品に入ります。聴衆者は皆さん定年に居られる若いお年寄りばかりで、非常に熱心に聴いてくれました。次回までに皆さん(約20人)村上を読んできて来るはずです。村上文学の分析が楽しみです。能についても話してくれないか、との問い合わせも来ています。なんとなく、大変なところに足を突っ込んでしまったような気がします。行ける所まで行っちゃえ、という気持ちです。

良い週末をお過ごしください。

                               立子」

 

日本の文学をドイツで教えていらっしゃるのに、感激、そして、また、まじめに勉強しているドイツ人に驚きました。

 

雪子

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