先日、いつもの道を散歩していたら、高台のお宅で、沈む日を背に、黒い大きな影が見えました。アラカウリアでした。
この木を初めてみたのは、レマン湖畔のサン・スュルピス村に引っ越してきてすぐ、不思議な木に、原始時代に引き戻され、恐竜が闊歩している・・・などと、想像してしまいました。
夫は、「猿の木」と呼んでいます。うろこのようなものが、それは、硬くて、痛くて、お猿さんも絶望してしまうでしょうね。
ココナツ位の大きさの実がなり、その中の種は、南アメリカでは、デザートとして食べるのだそうです。18世紀、あるスペイン人が、チリのスペイン知事に招待され、この実がデザートとして出されたので、貰いうけ、イギリスで植えたのだそうです。本当の名前は、チリ・アラカウリアです。
芽が、枝の先に新しく伸びてきました。
雪子
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