2008年3月30日日曜日

草葉の陰

 少し話が古くなりますが、去る3月20日、彼岸の墓参りに行ってきました。寺は上山の寿仙寺。墓前に立つたび頭に浮かぶ言葉があります。
 「小笠原さん、文字通り“草葉の陰”ですな」―。33年前の秋、父親の納骨の際、先代の住職が耳元でそっとささやいた一言です。
 墓の周りはまさしく雑草が伸び放題。如何に寺へ足を運んでいないか一目瞭然でした。「さすが住職、上手いことおっしゃる」と開き直っても、内心は赤面のいたり。今も深く胸に突き刺さっています。
 長男でもあり、努めて寺へ足を運ぶようにしておりますが、実際には上山に住む弟が主体であったことは否定できません。33回忌が済んだことでもあり、恥を忍んで記してみました。

2 件のコメント:

ジロー さんのコメント...

 タイトルを見た時、「?」と思いましたが、さすが、住職さんは味のある事をおっしゃいますね。私の家は浄光寺ですが、同じ状態の時があるのではないか?と思っています。時々ふっとお参りをしたいと思いますが、離れているため中々叶いません。

sizu さんのコメント...

早いものですね、お父様がなくなられて32年にもなるんですね。私の実家の母も昭和50年に64歳で他界しました。
私ら3軒(旧姓大沼美恵さんと)3E組同級生で鈴木ノブさんのところからogaさんのところを半径に円をかくと10人くらいの同窓生がいたんですね、、。今考えると驚きです。
私もお彼岸にお掃除をして(17日)花をたむけてきました。寿仙寺さんです。家は次男ですがお兄さん亡き後は家で守っておりまして、掃除をしたりお団子をあげたり、けつ岸にお土産団子をあげたり、、私の役目です。
それで、気持ちが落ち着くので「ま、いいか」と思っています。子供たちの代になったらどうなることやら、、、?