2010年4月20日火曜日

時速5㌔の伊勢参詣⑤

【4日目:郡山市~須賀川市~矢吹町~白河市】

《24時間営業のファミリーレストランで朝食》
この日も朝6時に出発した。急がなくとも朝食前に須賀川へ着けるはずだ。
JR郡山駅近くのホテルから国道4号に出て、30分ほどで郡山警察署前を通過した。

警察署前で国道49号が交差していた。
右折すれば会津若松、左折すればいわき方面へ行けるらしい。
この交差点から50分ほどで郡山バイパスとの合流点に出た。
行政区域はもう須賀川市に入っている。
市の中心部まではまだ数㌔あるが、ペースは予定通り。
8時15分過ぎに須賀川市役所近くの交差点に着くことができた。
朝食はこの交差点に面した24時間営業のファミリーレストランで食べた。
注文したのは納豆付の「麦とろ定食」。味とか量とかはともかく、
ゆったりしたスペースで食べた後もゆっくりできる。

食事の前後に地図を出して、その後のルートや目標地点、
おおよその所要時間を確認するのに便利だった。

《時速5㌔を再確認》
次に目指したのは矢吹町。須賀川の中心部から10㌔ぐらい。
ほぼ直線的に走る国道4号を南下した。

「足は正直」なもので、朝食を取ったファミリーレストランを
出てからほぼ2時間が過ぎていた。

改めて「時速5㌔」を確認するとともに、
急いで歩きエネルギーを消耗したところで
時速はそれほどアップするものではないと思った。
この日宿泊する白河まではあと15㌔。昼食は白河市内に入ってから取るつもり。
ほとんど休みなしに歩いたため、午後2時前にJR白河駅前へ着くことができた。
朝早いうちに5㌔でも10㌔でも歩いてしまえば午後からの行程が楽になる。

《白河駅前で新たなカメラを購入》
白河駅近くのカメラ店で2日前、路上に落としたカメラの具合を見るために、
それまで撮ったフィルムの現像と焼き付けを頼んだ。

写真が出来上がるまでの間に昼食を取ったほか、ホテルのチェックインなどを済ませた。
写真は智恵子の生家前で撮ったシーンまでは正常に写っていた。
しかし、カメラを落とした後は全体的にぼけていた。

オートフォーカスのコンパクトカメラだったが、ピントが合わなくなったらしい。
霞ヶ城前の写真も残念ながらピンボケだった。別のカメラを求めるしかなく、
オートフォーカスのコンパクトカメラを新たに購入した。

《白河関所跡》
カメラ店を出たのが午後4時過ぎ。駅前から「白河関跡」までバスがあるというので乗ってみた。
白河関はいわき市の「勿来(なこそ)関」、庄内・温海町の「念珠関」とともに古代三関の一つ。蝦夷の南下を防ぐ砦(とりで)だったという。
歌枕の地としても知られ、一度は訪れてみたいと思っていた。
しかし、帰りの最終バスまでわずか10分足らず。単に足を踏み入れたというに過ぎなかった。後日、改めて行ってみようと思う。

(続く)

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

小笠原さん

今日も、お疲れ様でした。

質問があります。

お食事は、大体分かりましたが、洗濯はどうなさったのですか?

雪子

oga さんのコメント...

このあたりまでは、持参した下着や靴下に余裕があり、白河のホテルで初めて洗濯をしました。

しかし、厚手の靴下が翌朝まで乾かず、リックの外側に下げて陽に当てながら歩いたことを思い出します。

その後はコインランドリーの存在を知り、コインランドリーを利用しました。

雨の中を歩いた後、通り掛かりのコインランドリーで着ている物は勿論、靴まで洗い乾燥させたこともありました。

急ぐ旅ではありませんから、コインランドリーもゆっくり利用することができました。