2010年5月6日木曜日

蔵出し・時速5㌔の伊勢参詣⑧

【7日目】宇都宮市―石橋町―国分寺町―小山市

《日光街道を南下》
 小山市を目指す。距離は30㌔ぐらい。前日までより10㌔ほど短い。
ホテルを出たのは午前8時過ぎ。小雨模様の宇都宮市内は
通勤を急ぐ人たちで慌しさを増していた。

ここからはかつての日光街道を主体に南下する。
日光街道は江戸時代の5街道の1つ。
江戸・日本橋から宇都宮までは奥州街道を兼ね、
東北地方への主要道路にもなっていた。

左足は痛みがある。負担が掛からないように、ゆっくり歩くしかない。
10時過ぎに宿場町だったという雀宮に着いた。
通り掛かりのファミリーレストランで遅めの朝食を取った。
トロロ定食のほか、甘いものが欲しくなり、フルーツパフェも食べてしまった。

《沿道を彩るドウタンツツジ》
 沿道の庭先にドウタンツツジが目立つ。
満開の花に目を奪われながら歩を進める。
正午過ぎに次の宿場町だった石橋町に着いた。
JR石橋駅近くの公園で靴はもちろん靴下も脱いで足を休めた。

左足首から下が全体的に腫れている。
しかし、歩けないわけではない。
歩き続けながら痛みがとれるのを待つしかない。
30分ほど休んで出発した。
次の国分寺町・小金井というところに一里塚跡が残っていた。
一里塚は「街道の両側に一里ごとに土を盛り、里程の目標とした塚。
多くは榎(えのき)や松を植えた」(広辞苑)という。
小金井一里塚は日本橋から22番目。江戸から22里(約86㌔)の地点を示しているらしい。

《健康ランドに宿泊、1泊経費は3,319円》
小山市の宿泊は健康ランドと決めていた。
全行程を通じ宿泊は、経費を軽減するため、割安な民宿かビジネスホテル、サウナ、健康ランドを利用しようと考えていた。

健康ランドは主要な駅から無料の送迎バスが出ているほか、サウナや泡風呂など多彩な浴場を備え、ゆっくり入浴できる。しかも入館料と深夜割増料金を含め2,500円から3,500円前後で宿泊できるのが魅力。
 
JR小山駅から送迎バスで約20分の健康ランドは入館料1,200円、深夜割増1,100円、夕食780円、消費税39円、合わせて3,319円で泊まることができた。
 
ウィークデーなのに若い男女のグループやビジネスマンの出張タイプ、中年女性、子供連れの若い女性を含め数十人もの宿泊客がいたのにびっくりしてしまった。
(続く)

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

小笠原さん

ドウダンツヅジが咲いているのですから、丁度、今と同じ季節ですね。

それから、健康ランド、初めて耳にしました。楽しいところのようですね。そして、安くて驚きました。

又、明日、楽しみにしています。

雪子