2011年3月23日水曜日

小さなろうそく

昨日、妹に電話をしました。元気な声で、「茨城県では、停電は、今のところはないの」とのことでした。

 

「皆さん、節電しているけれど・・・?」との質問には

 

「節電、申し訳ないけれど、しなかった。普通は、真っ暗な中で眠るけれど、余震がひどくて、心細くて、電灯とラジオはつけっぱなしで、ウトウトしていました。今日あたりから、又、暗くして寝ようか・・・と思っているの。」

 

無理もありません。妹は、脳梗塞の後遺症で、歩くのが不自由ですし、重いものは持てないのです。走って逃げる・・・なんて、出来ません。

 

「おねえちゃん、助かったのよ。クリスマスに贈ってもらった可愛いろうそく、初め、電気がなかった時につけたら、1時間半ももったのよ。ありがとう!」

 

何の話かと言いますと、こちらで、お料理したものを温めておく、直径4センチほどのろうそくがあります。

 

食べ物を温めるのは、上下二部で出来ています。下部には、このろうそくを入れる穴が何個か開いていて、そこにこのろうそくを入れ、火をつけ、そして、大抵は銅製のカバーをかけて、その上に食べ物をいれたお皿を置いておきます。

 

クリスマスには、変わった形のが売られます。例えば、クリスマスツリー、星、サンタクロース、サンタさんの靴・・・などです。真っ暗のなかで、かわいいろうそくが小さな灯を・・・なんて、思ったら、胸がキューンとしました。

 

雪子

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