2011年3月19日土曜日

巨大震災から1週間

巨大地震から一週間。被災地の厳しい避難所生活や懸命の救済活動には只々、頭が下がる思いです。山形でも物流が滞り、特にガソリン、灯油の不足が目立ちますが、落ち着いた生活が戻りつつあります。

拙宅も「ひかり回線」が復旧し、ようやく電話とインターネット、Eメール等が使えるようになりました。この間、携帯電話を持っていなかったため、外部との連絡は公衆電話に頼らざるを得ませんでした。時代遅れを痛感し、家内共々、急きょ携帯電話を求めてきました。(周囲からは遅すぎるとの声も…)

ところで巨大地震。家内と二人、在宅中に遭遇しました。集合住宅の9階。グラッと揺れを感じた後は、これまで経験したことのない大きな衝撃が長く続きました。

揺れ始めたとき暖房器具のスイッチを切り、落下物や倒れる家具がない場所の壁につかまって揺れの収まるのを待つだけ。

この間、観音開きの戸棚がある部屋では、戸棚から飛び出したグラスやカップが次々と床に落ちて割れる音がガシャン、ガシャン。部屋は破片で足の踏み場がなくなっていました。

その後は停電、断水、無暖房となり、懐中電灯と携帯ラジオが頼りの生活が丸二日。市内の公衆電話で身内の状況を確認した後、断水対応のためポリ容器を求め、上山の実家で詰めた水を自宅まで運び上げました。

3日目の夜も停電を覚悟していたところですが、夕方、パッと灯かりがついたときは、さすがにほっとしました。停電が解消されれば断水、無暖房が解消されるためです。

ただ「ひかり回線」の回復には時間が掛かりました。通電後、電源の入れ直しなど、説明書を見ながら対処法を試みたものの、どうしても回復できず、電話もインターネットも使えない日が何日も続きました。
携帯電話も持っていないため、外部からの連絡は途絶えたまま。心配した知人が自宅を訪ねてくれた程でした。

福島の原発事故が心配される中、また揺れました。テレビでは茨城北部の震度5強を報じています。不安な日がまだまだ続きますね。

1 件のコメント:

ジロー さんのコメント...

大変な被害に遭われたのですね。
とくにライフラインの断絶は、日頃便利な環境の下で生活している我々にとってはとても痛いです。
今回の地震で、様々な局面で携帯の必要性を感じましたが、どうも「携帯」を携帯する事が嫌いなものですから、未だ迷っています。
上山はたいした事は無かった様ですね。
遭遇した地域と高層で被害の程度に差があったのでしょうか?
いずれにしましても、ご無事で良かったですね。