2011年3月21日月曜日

震災のその後

昨日石巻市の被災地域の瓦礫の中から、80才のおばさんと、その孫の16才の少年が発見されたというニュースを聞いて、思わず「良かったあ」と叫んでしまいました。

誰しもその様に感激したと思います。

とりわけ私が感激した事は、16才の少年が、瓦礫に挟まれたままの不自由な体勢にも拘らず、倒れた冷蔵庫の中に残っていた僅かな水、食べ物をお祖母さんに与えて、看病をしていたとか。。。
言葉がありませんねえ。。。

何とすばらしいお孫さんで、また若者なのでしょう?
彼は最も大切な物(やさしさ)を、この寒さと飢え、という極限の中で、お祖母さんに分け与えたのでしょうね。

こんなすばらしい若者がいる日本の未来に希望が持てる気がします。

ところで、我が家の冷蔵庫はガラガラになり、ついに一昨日ほぼ10日振りにスーパーに行って来ました。

思っていた程には、生鮮食品類は欠乏はしておらず、必要なものを購入する為に、中に入って行くと、やはり卵、豆腐、パン、インスタント食品、牛乳の棚は空っぽ。

ご近所の方に、「牛乳売り場には、”お一人様1点でお願いします”と貼り紙があるにも拘らず、数点を平気で買って行く人達が居た」と聞いていたので、その店の受付に行って、「どうして、レジで数点買いの方達に注意をしないのですか」とクレームをつけて来ました。

受付嬢は、「上にこのご意見を上げておきます」とは言っていたのですが。。。

そんなこんなで帰宅したところ、今度は、茨城産のほうれん草、福島産の牛乳から規定値以上の放射性物質を検出した、というニュースを聞きました。
しかし、直接人体に影響を及ぼす程の数値ではない、と。

そういえば、ほうれん草を購入したので、早速産地を確認したところ、茨城産でした。

その夜は、ほうれん草のごま和えをして食しました。
久し振りの青物でしたので、とてもおいしく食しました。

この場合に非情に懸念される事は、「風評被害」ですよね。

つまり、その情報を正確に入手し、正確に理解しておけば、「風評被害」にも惑わされる事なく済みますのにねえ〜。

私達消費者サイドがもっと賢くなる必要があるのではないかと、つくづく思うのです。

遅まきながら、我が家の紅梅が咲きました。
この木は「やっこ(娘の名前)の木」なのです。

被災された方々にもやがて春が来て、花を愛でる心身の余裕を取り戻していただく様な穏やかな生活が訪れる事を、ただ、ただ、お祈りするばかりです。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

梅の花の美しさに、ホッとしますね。

皆様、大変ですね。

気持ちは、日本へ行っています。

雪子

sizu さんのコメント...

先程岩手県滝沢村に住む長男家族に地震お見舞いを送ってきました。息子は仕事で東京に滞在したまま、その留守を守るヨメさんにです。食べ盛りの男の子3人を抱えてお米をと思ったのですがガソリン不足が解消しない今品物はやめました。
 道すがらスーパーに立ち寄るとやはり パン卵カップ麺類ペットボトルの棚がカラカラです。べつの青果店に周ると卵 乾麺や野菜類はありました。山形の青果市場や魚市場、花市場は休みなしだそうです。今週中にはガソリンもゆきわたりそうですね。鶏が地震で卵を産まなくなったわけではありませんから、被災地の方々のことを考えて良識ある行動をとりたいものです